こんばんわ
今回の記事は高等工科学校できつかったことを自分の体験談を元に紹介していこうと思います。主に1年の時の話です。
高校から家族と離れること
中学生までは大体親と毎日のように当たり前に実家で過ごして喧嘩や日頃の会話をすると思いますが、それが高校生で親と離れて知らない人(同期)と24時間ずっと誰かと一緒に過ごさないといけなくなり集団生活という今まで経験したことがないことをするいう初めてのことばかりでした。
そして今までは親の人がやっていたであろう洗濯、洗濯干し、掃除などと自分でやらないといけなくなることで親のありがたみがすごい実感しました(この作業が意外とめんどくさいことに気づいた)。
着校前日の新幹線では親と離れる時は泣きそうになりました。着校式と入校式までは1週間ほどあり入校式では大体の親が来てくれて自分の親も来てくれてその時は何故か辛くて泣いてしまいました。
ホームシックとかないというかそんな考える暇も無く時間が過ぎています。ゴールデンウィークまでホームシックになる時間はなかったです。
指導
- 模範の先輩
着校式から約3ヶ月間自分達と24時間一緒に過ごす先輩のことを模範の先輩と呼びます。この模範の先輩は何も分からない自分たちに1から自衛隊、高等工科学校のルールを教えてくれます。他にも規律違反や時間の使い方や日々の行動に対して指導を教官や助教の代わりにする役割です。基本的に着校から入校までの1週間は「お客様期間」と呼ばれていて基本的に優しく自分たちに接してくれます。入校して宣誓書を書くと厳しく接せられることが多いです。初見の模範の先輩はすごく怖かったです。
時間に遅れたり規則を破ったりすると腕立て伏せで指導などが自分たちの時は結構ありました(ですが区隊の先輩によっては厳しさは異なります)。これは表向きはダメみたいですが実際は結構なところでやられていました笑。今はもうほとんどそういう文化とかは消えつつあると思います。ハラスメントに厳しい時代になってきたので
この3ヶ月が終わると模範の先輩から解放され模範の先輩がいるよりは楽な生活を送ることができます。その代わりに区隊職員の指導がきつくなったりします。模範の先輩がいるいないでは全然生活のやりやすさが違います笑。
- 連帯責任
連帯責任というものがあります。これは1人が規律違反などを犯すと区隊全員が規律違反を犯した事になり全員で指導される事です。これは自衛隊独特の1人のミスで戦争だとそのミスで全員が危険に晒されることになるのでミスが許されないという意味合いを込めて連帯責任がなされます。この連帯責任は自分の責任で周りの同期も一緒に指導されるのですごう迷惑を被ります。これで躯体の雰囲気が悪くなったり仲が悪くなったりするのでこの制度は良い面と悪い面があると思いました。
部活動
高等工科学校では運動部は強制的に入らないといけなくて部活動は成績とか色々な事で影響します。
3年間同じ部活をし学校生活の中で結構なウェイトを占めているのでこの部活選びは結構慎重に選ばないとこの3年間キツくなります。1ヶ月間選ぶ期間あるのでしっかりと自分が入りたい部活動を選定した方がいいです。この部活動選びで失敗すると3年間地獄のような日々を過ごすことになります(ストレスなどで)。
自分はこの部活動はキツかったです。そんなにめちゃやりたかった部活ではなく休みが比較的に多い印象だったので入りました。特に合宿が一番キツかったです。合宿などは長期休暇などに行われる1週間ぐらい実施されます。この合宿はあるのですが何回も吐きそうになるぐらいやらされます。今ではいい経験です。
娯楽がない(特に1年)
娯楽という娯楽は全くありません。テレビとかも無く食堂のテレビで情報収集したりしていましたね。急に昭和時代に逆戻りした気分になります笑。
携帯電話も1年のうちは一切使えないです。公衆電話で親と友達と話すことになります。漫画や単行本なども持ち込み不可です。1年間は娯楽が何もないので同期との繋がりが濃くなりと思います。携帯電話が無いのが1番キツかったです。地元の友達とかとも話す機会が減ります。頻公衆電話のお金だけで何万円とか掛かっていましたね。外出でネットカフェで動画とかを見ていました。
2年になると基本的に娯楽物品は解禁されます。ですがこの娯楽物品は申請しないと使えないので申請がめんどくさいです。ここでやっと人間的な生活ができます(1年のうちは2段ベットで2年はシングルベットになります)携帯電話は2年の9月ぐらいに解禁されました。携帯電話も使える時間が限られていて平日は約1時間使えるか使えないかしか使えないです。土日は基本的に1日中使えます。
自由にお金が使えない
これはどういうことかと言うと「経費引き出し申請」と言うものがあります。これは区隊職員が通帳とキャッシュカードを管理していてお金を下ろすときにこの経費引き出し申請を行いお金を下ろすことが出来ます。月のお小遣いは約2万円でした。このお金関係が区隊職員と毎回戦争をしてました(特に休暇中のお金の使い方について)。
営内環境
営内環境も酷かったです。特に夏場だと湿気がすごくて服とか結構カビたりします。後クーラーとかも効かないので夏場とかは男臭いし、夜とかも寝つきとかがあんまり良くないです。
点呼とかも上半身裸で毎朝行うのでそれも結構しんどかったです。
終わりに
今回の記事は高等工科学校できつかったことを紹介しました。
多分覚えていないだけでまだ他にもキツかったことがあると思うので思い出したら書いていこうと思います。
記事を読んでいただきありがとうございました。
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