自衛隊を辞める流れ

「なかなか辞めさしてくれない」など自衛隊で働いているとそういうことが結構あると思いますが今回は自分が自衛隊を実際に辞めれた方法とかかった期間を詳しく書いていこうと思います。

順番

自衛隊を辞めるには踏まないといけない順番が有ります。普通の会社みたいに辞めますよといってすぐには辞めれないのが現状です。自衛隊も公務員なので定年までいる前提で働く選択肢で入隊の時には宣誓文を書かされます。自分の場合は約1年ほど掛かりました。

営内班長と面談→小隊陸曹、指導陸曹と面談→小隊長と面談→中隊長と面談→大隊長と面談→師団長に報告→退職日大隊長に申告が陸曹の退職の場合の主な流れになると思います。基本的下から順番に面談、面談と続いて行きます。大隊長から師団長の報告は基本的に自分で行うことはないです。では順番にどのようなことしたらいいかを説明して行きます。

準備

いきなり中隊長に辞めたいということを言うと指揮系統が一様あるのでそれを無視すると余計に辞める時期が遅くなると思うのでそこはちゃんと営内班長から順番に辞めたい意思を言っていった方がいいと思います。まずは直属の上司に相談した方がいいと思います。そこでまず自分の辞めたい意思と次の仕事や資格の有無、貯金とか聞かれると思うのでここでしっかりと受け答えできないと次の小隊長、中隊長の面談でつまずくと思うのでここである程度どのような人生設計を決めておいて聞かれてもしっかりと受け答えできるように準備した方がいいと思います。この人生設計がなく漠然ととりあえず辞めたい自衛隊きついとかマイナスのことだけでは絶対にやめさしてはくれないと思います。嘘でもいいからしっかりとした人生設計を計画し辞めるまでしっかりと嘘を貫き通すべきです。

辞めやすい理由

  • 親の家業を引き継ぐ
  • 親の体調不良で介護
  • 寿退職
  • 鬱病とか精神病
  • 大学進学など自衛隊ではなかなかできないこと

辞めにくい理由

  • しんどいから辞めたい
  • 営内生活がしんどいから辞めたい
  • 転職しても大丈夫な人か
  • 外の世界でやっていけるのかどうか
  • 貯金はしっかりしてるか
  • 親の許可をもらえているか

などを挙げましたが他にも色々と突っ込まれると思います。その時の部隊長の考えで聞かれる内容は変わっていくと思います。自衛隊は確かにきついとは思いますが外の世界に出ると休憩時間とか思ったよりも少ないし仕事はやらないと終わらないしなどで自衛隊とは違うキツさがあると思います。

ここの準備をしっかりすると本当に辞めたいというのが伝わると思うのでここの準備をしっかりとしないといけないといつまで経っても辞めれなくて辞めなくてもいいやという意思崩れが起きやすいのでしっかりと辞めたい意思を伝えるために準備した方がいいです。

営内班長との面談

まずは直属の上司の営内班長に相談します。営内班長が怖い人とかは副営内班長に相談して営内班長に伝えることをしましょう。この営内班長の面談で営内班長がうんと言わない限り上の人に上申してもらえません。大体の営内班長は辞めたいならしっかりと相談に乗ってくれると思うので信頼して相談に乗ってもらいましょう。

小隊陸曹、指導陸曹との面談

営内班長との面談が終われば次は小隊陸曹、指導陸曹との面談です。どの面談でも共通して言えることは最初は絶対に引き留められると思います。この引き留めで自分の思ってることややりたいことなどが自衛隊で居るとできないという風に説得できないといけないです。小隊陸曹も自分の班員なので辞められると困るので必死に説得すると思います。特に陸曹にもなると育てるにも時間が掛かるのでこれは組織としては当たり前のことなので嫌いだから言ってることではないというのは確かです。

小隊長との面談

ここからは幹部との面談なのでしっかりと受け答えしていかないといけないです。特に聞かれる内容は変わらないですが次は中隊長との面談なので意思確認はされると思います。

中隊長との面談

ここが辞める人にとっては1番重要です。中隊長との面談が1番長い期間あると思います。(自分もそうでした)まず最初に説得を永遠にされます笑。自分のやりたいことを言うと自衛隊でもできるよとか辞めなくてもできるよとか最初のうちはずっと説得させれます。中隊長クラスになると1人辞めると自分の評価に影響するので辞めさせないように必死に説得してきます。そしてやっと中隊長を説得させると次は人生設計を作らされるようになります。この人生設計もめんどくさいです。これも小隊陸曹から順番に指導受けしないといけないです。そしてやっと人生設計の中隊長の許可がおりたらやっと大隊長に上申してくれます。

大隊長との面談、師団長へ申告

自分の時は面談はなかったですが大体があると思います。人生設計に基づいた質問と辞める意思確認が基本的に行われると思います。

そこで許可が降りると後は師団長の報告だけです。その間に中隊の人事陸曹と退職に関する書類を作成して行きます。そして師団長の報告が終わると辞めるための準備が始まります。物品の返納や共済組合の解約などがあります。自分の時は約1ヶ月の退職前の休暇がありそこで返納や準備を終わらしました。

申告

そして退職日当日大隊長に報告して身分証を返納して晴れてその人間になれ新しい人間の第1歩を踏み出すことになります。

おわりに

今回は辞めるまでの流れを一通り書きましたがこれはほんの一例に過ぎません。部隊によっては辞めるまでに陰湿ないじめがあったりパワハラがあったりと自衛隊のなかではまだ辞めること自体毛嫌いされることが多いと思います。なので自分の信念を持たないとなかなか辞めれないのが現状かと思います。またどうしたら辞めるか聞きたいことがあればぜひ連絡してください。

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